移住者体験日記


移住したきっかけ
 大工の仕事をしておりますが、以前の住まいである埼玉県さいたま市では、駅の近くで借家住まいをしながら20キロ離れている場所に作業場等を借りていました。将来的には、自宅でありながら作業場や資材置き場がある場所で仕事をすることが夢でした。
移住先に選んだ理由と魅力
 東日本大震災により災害復旧事業、特に復興住宅の建設が急がれるようになりました。被災地の復興ため、自身の仕事を活かせないかという気持ちが強 くなり、主に石巻市や女川町で災害復旧事業やボランティア活動にあたりました。その中でも自然豊かで広い土地を有する自宅兼作業場等を探しておりましたところ、仕事上でお付き合いのある方から川崎町の空き家バンクの存在を教えてもらい、理想とする物件に出会えたことから川崎町へ移住しようと決めました。
移住をするとき苦労したこと、移住して良かったこと
 私が移住した物件は築60年以上の古民家であったため、今すぐ快適に住める状況ではありませんでした。しかし、大工の技術を生かし古民家を再生するという熱き想いを持ち、今は楽しんでやっています。再生中のためまだまだ使えない部屋や設備もありますが、町内の温泉を低料金にて利用できたりするので、いろいろな楽しみを見つけながら生活していますね(笑)。自宅からの景色は新緑や紅葉に包まれ、空気は澄んで、きれいな川も流れています。その中で生活や仕事を両立できるなんてそうないですので、川崎町に移住してきて本当に良かったです。これから川崎町での初めての冬をむかえますので、心配もありますが楽しみでもあります。新しく設置し た薪ストーブが毎日活躍するでしょうね。
これからの生活について
 住宅と石倉、そして納屋を低賃金にて借りることができました。今は住宅の一部と納屋を再生中ですが、数年かけて全ての建物を再生し、新しいチャレンジもしてみようかと画策しています。再生した古民家を是非皆さんに見てもらいたいですね。
移住を考えている方へメッセージ
 川崎町は自然豊かでありながら大きな都市に隣接しているため便利な町だと思います。川崎町の空き家バンクに登録されている物件の中には、私が借りた物件のようすぐ快適に住めない家もあります。しかし、自分の好きなようにリフォームするという楽しみもあります。私が大工職として培った技能を皆さんにも提供できると思いますので、悩ましいことがありましたら是非ご相談ください。